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流域水資源一体管理のための統合的評価

流域の水資源は表流水(河川水・湖沼水)と地下水の総体です。歴史的には、ダム建設は表流水資源の開発、盆地などの井戸利用は地下水資源開発と分けて考えられています。しかし、地下水は降雨の浸透により作られ、河川は地下水の湧出により支えられる関係にあり、両者は地表と地下の差から呼称が違うものの、水循環の視点では明確に分けることはできません。

2014年7月に施行された水循環基本法には、水の公共性に鑑みた流域における表流水・地下水の一体管理、水循環健全性の維持などが謳われています。大きな河川流域には複数の自治体が含まれ、流域協議会の設置や活動が進められることになります。特に、地下水は公水として位置づけられ、企業等の大口利用には将来的に適正なコスト負担や環境保全対策などが求められています。また、今後危惧される渇水時(一般的にダム湖水位の低下に見られる表流水の減少)には、表流水を補うための地下水資源の一体的利用が必要と指摘されています。

統合型モデルでは、表流水・地下水の完全連成解析を基本としていますので、常に両者の動きを追跡し、流域一体管理のための科学的情報がご提供できます。水資源量として自然湖・ダム湖・河川水の総量、地下水帯水層の貯水量(地層の間隙体積)、揚水可能量(透水性も加味した揚水可能な水)などが推算されます。なお、流域モデリングでは、地表にも地下にもさまざまな不確実性が避けられません。観測値が更新された段階でモデルを修正しつつ信頼性を高めることが必要と考えられます。

右図は阿蘇から熊本における流域の河川・地下水流動系を表したモデルの例です。阿蘇から熊本市を中心とした一帯を格子で覆い、地形・地質・土地利用などの概要情報と年平均降雨を与えて大局的な河川・地下水の流動系をシミュレートしたものです。河川のつながりの線(青色)と、ある深度の地下水流(赤色)を真上から見た多数の線が描かれています。

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